胎仔の成長を支える神秘の臓器
プラセンタとは胎盤のことで、胎仔の発育成長のため
には必要不可欠な組織です。
母親のお腹の中でわずか数ヶ月の間に、1個の受精卵
を完全な生体に育てあげるという驚異的な働きをもっ
た組織です。従って胎仔の発育成長に必要な各種栄養
素がこの組織に集中し、またたくさんの生理活性物質
が産生され貯えられています。

不思議な現象
哺乳動物は出産直後に自らの胎盤を食べてしまいます。
これは肉食動物ばかりでなく、草食動物にまでみられ
る行為です。胎盤には出産により低下した体力を速や
かに回復させ、また、乳汁分泌を促進させる作用があ
ることを本能的に知っているのではないかと考えられ
ています。また、牛にプラセンタを与えると牛乳の出
がよくなったり、ニワトリでは産卵数が増えるといっ
た現象も数多く認められています。
胎盤は現代科学によって幾多のメスが加えられいろい
ろな事実が判明していますが、それはごく一部のこと
であって未だ知られざる部分の多い、偉大でかつ神秘
性を秘めた組織なのです。

わが国のプラセンタ研究
わが国では戦中から戦後にかけて、京都大学医学部産婦人科の三林隆吉教授を中心としたグループがプラセンタの研究を行っています。戦時中の食糧事情の悪化にもかかわらず、なぜ胎仔は同じように発育するのか。これはプラセンタのもつ特殊な作用によるものと考え、プラセンタを加水分解して抽出したプラセンタエキスを用いて様々な臨床試験を行いました。その結果、次のような作用があることが認められ、プラセンタの内服療法の道が開かれたのです。

*発育促進    *乳汁分泌亢進    *増血臓器の刺激    *細胞内皮系の機能亢進
*細菌感染に対する抵抗力増強      *減食に対する耐容力増強

さらに久留米大学医学部の稗田憲太郎教授は、フィラトフの冷蔵胎盤埋没療法は外科的処理を必要とするため、もっと手軽にできる方法を考えました。それは注射薬にすることです。現在では注射薬は医療用医薬品として、肝炎、肝硬変、更年期障害、乳汁分泌不全、アレルギー性疾患、胃潰瘍などに用いられており、また外用剤も発売されてて、進行性指掌角化症、湿疹、火傷、各種皮膚炎などに使用されています。

<注射薬の適応症>
慢性肝疾患における肝機能の改善、更年期障害、乳汁分泌不全、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、
急性歯肉炎、辺縁性歯周炎

プラセンタは健康維持のための様々な分野で活躍するまさに、”生命の源” なのです。

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